まどろっこしいのは嫌いなので結論というか大事なことを先に書いておきます。6スピーカーや12スピーカー仕様車に関しては思ったような効果が得られない可能性が高いです。(対処法は追って後述します)
これは僕の感覚の話で終わればいいんですが、比較的耳がよくない僕でも感じるくらいなので音にこだわる方々は納得いかない結果になるのではないかと思います。
ディスプレイオーディオのアンプと複数スピーカーに関する問題
カーオーディオに詳しい方は「何を今更当然のことを」と思うかもしれませんが、僕は今まで4スピーカーの車しか乗ったことがなく、6スピーカーの車が初だったので気にしたことがありませんでした。
90系のS-Zグレードで8インチナビを選ぶと6スピーカー、10.5インチを選ぶと12スピーカーになるんですがインパネスピーカーに関しては9.5cmなので、数を稼ぐためのスコーカーとは違いそこそこの出力のスピーカーです。
社外で高出力のスピーカーに変えた場合に並列に接続されたスピーカーシステムではDAのアンプの駆動力が足りなすぎるという感じに思えました。DAの出力が特別低いかどうかは調べても不明でした。
最適解の(はずの)フロントドア セパレート型スピーカー交換
これが正直一番費用対効果は高い選択です。セパレート型スピーカとは「低音専用のウーファー」と「高音専用のツイーター」に分かれているタイプのスピーカーです。ドアスピーカーは下のほうに付いている車が多いので目の前から力強い中高音、下からはしっかりとした低音というようなメリハリの利いた音になります。
音の出所が変わりますから「変わった感を感じるナンバーワン」であることは間違いないです。
S-Gグレードで4スピーカーの方は本当にこれでいいと思います。ただしツイーターをインパネ側まで配線する場合はドアワイヤーにそって車内に配線を引き込む作業が必要です。これによって難易度と手間が上がります。ただスピーカー交換するのに比べたら割と手間です。
慣れていると何てことない作業なんですが普通は何回繰り返しやる作業ではないので面倒でしょう。ちょっとしたコツも必要ですし、作業をスムーズに進めるための道具も必要になります。
ツイーターをドア側に取り付けるという方法もありますが、ドアトリムを加工するか不格好でも両面テープで無理やりくっつけるのか・・・みたいな選択を迫られます。結果ドアハーネスに通した方がいいような気がします。
これは僕が実際に購入したモデルで記事の画像なんかにも使ってますがKENWOODのセパレートスピーカーです。セパレートスピーカーでもグレードがあって、画像のやつはセパレートスピーカーでも入門編みたいなやつで安いです。
しかしながら音は十分なのでとりあえずセパレート!という場合はこのくらいのグレードで良いんじゃないかと思います。一応人気があるのはカロッツェリアのやつみたいですね。
基本的にカロッツェリア、KENWOOD、アルパインから選ぶことになりそうですが、今までKENWOOD以外は使ったことがあったので今回はこれを選びましたが・・・上位モデルのセパレートスピーカーであるXS174Sを買いなおすことになるのはまた別のお話。
カロッツェリアのエントリーセパレート、アルパインのエントリーセパレート。カロッツェリアの上位セパレート。アルパインの上位セパレート。これだけではないんですがこの辺りから選ぶと無難かなーと思います。
上位モデルを選ぶとバイアンプ接続という特殊な接続ができたりするので音もいいですしお勧めです。僕が買いなおした理由の一部にそのあたりがあります。ただし倍額以上しますので、倍以上音が良いかと言われると個人的な感覚ですと微妙です。
ちなみに90系ノア ヴォクシーのスピーカーは16cmが純正のサイズですが17cmでも入るの?って問題は別記事。結論バッフル次第で入りますという答えだけここに書いておきます。
手間が少なく無難な選択肢でフロントドア コアキシャルスピーカーで交換
では話変わって別のスピーカー。コアキシャルスピーカーは低~高音までカバーするフルレンジスピーカーです。2WAYと3WAYタイプがあります。
本当は一つのユニットでフルレンジ再現できた方が綺麗な音らしいですが、スピーカーの位置とカースピーカーの構造的にフルレンジスピーカーにするとセパレートには劣る音になってしまいます。
それでも出力は純正の比になりませんし、コーンも専用素材だったりします。重要なスピーカーフレームもアルミダイキャストみたいな金属製でしっかりしたものが多いです。もちろん駆動用のマグネットも段違い。
手間もコストのうちと考えると、スピーカーの低価格と作業難易度による手間の少なさを総合的なコストとして計算した場合は費用対効果が一番高いのはこの選択肢かもしれません。
セパレートには劣ると書きましたがコアキシャルスピーカーでも十分に体感できます。しかしながらセパレートとどこが違うの?と聞かれてしまうとと素人でも分かるほど低音も高音も違います(笑)
特にセパレートは指向性のある高音域の音をドライバーに直接向けることができるのでその部分は大きいですかね。ウーファーも低音専用に振ってあるので低音も出ますし。
で、価格ですがコアキシャルスピーカーは結構安く手に入ります。僕の場合当初の計画がフロントセパレート、リアはコアキシャルの予定だったのでリアスピーカーには同じKENWOODのコアキシャル・カスタムフィットスピーカーKFC-RS164というモデルを買いました。
コーンの色見えないから何ででもいいんですが高級感があって良いと思いませんか?これで確か6,000円くらいでかなり安かったです。
さらにセパレートのようにツイーターを別配線して設置する必要が無いのでドアの内張さえ分解できればこっちのもんです。手間は少なく、コストも安い、音はそこそこ良くなる!と来れば選択肢として割とありなのは分かっていただけるかと。
このコアキシャルスピーカーに関してもカロッツェリアが一番人気っぽいですがKENWOODも割と人気みたいです。カロッツェリアのTS-F1740-2というやつですね。16センチのやつはTS-1640-2というモデル。
余談なんですがスピーカーって旧モデルが混在して現行販売していたりするので、どちらが良いとは言えませんが価格的、設計思想的に新しい方が良いかなーと思ってますので新しいモデルのスピーカーを参考に記事を書いてます。間違えて古いモデル買ってしまった!とかならないように注意してください。
フロントドアのスピーカー交換ならセパレートかコアキシャルスピーカーかの結論
ここまで読んでわかったかと思いますが思想的なものもありますし、一長一短なことは感づいているかと思います。
音質重視ならセパレートスピーカー一択です。あとからの事を考えても後悔しにくいです。価格ほどの差はないですが素人が聞いても分かるくらいの差はあります。(人によっては数倍良い!という人もいますしスコア化できませんので)
純正と比べてよくなれば良いや。手間や難易度も・・・という人はコアキシャルスピーカー一択です。価格も手間も割と違ってきますし純正と比較すればそれこそ誰が聞いても分かるくらいの変化がありますから変えても意味ないというわけではありませんから。
ここまではあくまでフロントスピーカーのみの検討なので色々な選択肢はまだありますが、フロントスピーカ=に関してはこれにて終幕。R同時の4スピーカー、サブウーファー追加、デッドニングなど他記事も読んで検討してみてください。
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