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PCケースの選び方。犠牲と覚悟編

見た目から入るのか、大きさの制限があるのか、パーツに合わせてケースを選ぶのか。ケースによって、いろいろ制限があります。画像のようにならないためには?

何かを捨てて何かを手に入れる。ケース選びは人生に似ているのかもしれません(それは無い)

目次

優先順位を決める

どうしても入れたいグラフィックボードがあるとします。そうすると入るケースは限られてくるわけです。僕はこの巨大なグラボをどうしてもケースに組み込みたい(わがまま)

 

上のような巨大なグラフィックボードを入れようとするとこれが物理的に干渉しないケースを選ぶ必要があります。後は大型の空冷クーラーを入れる場合には「クーラーの高さ」をケースに合わせるか、クーラーの高さにケースを合わせるしかなくなります。

今説明したように「どうしても入れたいパーツ」がケースに入らない場合はケースを変えるか、パーツを変えるか迫られるわけですね。

誰か「勉強と私どっちが大切なの!?」「友達と私どっちが大切なの!?」「仕事と私どっちが大切なの!?」

おや何か聞こえてくるようですね?。そう。僕(私)たちはいつも何かを犠牲にして選んできたはずですよね?簡単なことです。そう、あなたならね。

 

干渉しやすいパーツたち

パーツってのは我儘です。各々主張が強く基本的に自分のことしか考えてません。中には空気を読んで規格に合わせてきたり、オフセットポジションで逃がしてくれるパーツもあります。

まずはグラフィックボード。

長さが一番厄介なポイントでフロントやサイドにラジエーターを設置するような簡易水冷の場合は干渉する可能性があります。また空気を読まず自己主張が激しいパーツ代表です。

あとはミニITXと呼ばれる極小サイズのケース内に出来るだけぎっしりパーツを詰め込むような変態的なビルドをするオジサンたちがいますが、真似る場合はしっかり寸法を見極める必要があります。

CPUクーラー(大型空冷ユニット)

主に高さが問題になります。正確に表現しますとCPU接地面からサイドパネル内側の距離。要はクーラーの高さが高すぎるとサイドパネルに干渉して閉まらなくなりますよ、ということです。

究極的に言えばサイドパネルなんて閉めなくても使えますし、むしろその方が冷えてパーツにとってはいい影響がありそうですが、せっかくの自作PCがサイドパネル閉まらない仕様、もしくは空冷クーラー飛び出し仕様なんて嫌ですよね?

こういう自己主張のクーラーには注意しましょう。理論上入るはずの高さであってもマザーボードのヒートシンクやメモリと干渉してしまう。その結果クーリングファンをオフセットさせて上部に逃がすことが出来るが・・・。

結果的に定格通りのサイズに収まらずにケースの蓋が閉まらない!ということに。

何も考えないで好きなパーツを買うとパーツが喧嘩して相性悪いというのは通過儀礼です。楽しめるようになったら病気です。

ARGBメモリ(ヒートシンク付きメモリ)

メモリも低い製品は最低限ですが、最近ではヒートシンクやLEDが光るモデルが人気で、むしろラインナップ的にはそちらが多くなってきています。

先ほど紹介した大型空冷クーラーの件からの続き物になりますが背の高いヒートシンク、またはLEDユニット付きのメモリは全高が高いのでクーラーと干渉する可能性があります。

こんな風に。こいつもファン位置が不格好になりますが逃がすこと自体は可能です。ただしファンが上にズレた影響で空冷クーラーの高さは規定より高くなり・・・ってパターンです。

ここまでくると空冷の大型クーラーが憎くてしょうがないですね?と言いたいところですが、基本的に簡易水冷より安全に運用出来て寿命も長いのでメリットもあります。

ケース内の隙間を埋めることでビルドに迫力も出ますし、上手く組めばかなり見栄えはよくなります。大型になれば最大容量の簡易水冷に匹敵する冷却性能も魅力です。

こんな風に厚さ、高さ、幅、オフセット位置なんかはそれぞれ特徴があるのでよく下調べして買えば良いだけです。

マザーボード

これを間違えてしまうと根本から厳しくなります。大きいケースに小さいマザーボードは入りますが、逆はもちろん無理です。マザーボードには規格がありE-ATX、ATX、Micro-ATX、Mini-ITXがあります。(他にも規格はありますが主な4種です)

ITXで組む人は変態じみた人が多いように思えますが、偏見であり決して文字にして書いたり言葉にしてはいけません。(そういうのは心の中で思っておいてください)

特に小さいPCを組みたい!とかじゃなければ主流のマザーボードはATXです。種類も多く、機能も不便しないモデルを選びやすいです。マザーボードの選び方に関してはまた別の機会に。

ケースでを付けたいのは空冷クーラー前提で組むときにヒートシンクの有無を見ておきましょう。

こんな風にいかついヒートシンクが付いていると空冷のCPUクーラーのファン部分が干渉して上にズレる可能性があります。

このマザーボードはZ390 AORUS MASTARというハイエンド寄りのマザーボードで非常に質感が良かったので気に入っています。正直自慢したくて解説に盛り込みました。すみません。

失敗しないためのケース選び。犠牲と覚悟のまとめ

ここはうさん臭い感じで「いかがだったでしょうか?」と締めたいですが止めます。

このページではケースの良さ、使い勝手、出来ること、拡張性よりもまず、その前にをコンセプトにして構成しました。実際に失敗した事例を盛り込んで注意喚起の内容メインにしました。

ケースだけに焦点を当てると「使いたいケース」は決まっても複数パーツで構成される自作PCは完成に障害が出ます。

ポイントはグラフィックボードのサイズ、大型空冷クーラーを使う場合に干渉するパーツ、ヒートシンク及びにLED付きメモリの高さと干渉、マザーボードのサイズとヒートシンクの高さ・位置です。

これらを頭に入れてケース選びをしてパーツ入らね!なんてことが起きないようにして下さい。どうしても入れたいパーツがあるなら、そのパーツのためにケースを選んでも良いわけですからね。

ではでは良い自作生活を。

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