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自作PCに必要なパーツ一式と選び方

自作PCパーツ

まずはPCを動かすために必要なパーツ一式とその選び方に関して簡単に説明していきます。このページでは一気に情報を詰め込まず、何が必要なのかをざっくり把握するための情報しか記載しません。

詳しい方と戦争する気はありませんので本当にざっくりと。

目次

PCケース

究極的に言えば、PCケースが無くてもPCは起動します。がそれは一般的ではないので、まず最初にケースを選びます。

ポイントはデザイン、ファンの数、光装飾、エアフロー(風通し・穴の数など)、フロントスイッチの配置、サイズ、拡張性ですかね。値段はピンキリで5,000円以内から十数万円のものまでありますので、予算と自分の好みと相談しながら決めましょう。

正直どこを重視するかは個人の好みだと思いますので、アドバイスが非常に難しいパーツです。ただ自作するならサイズは大きめのものを購入したほうがいいと思います(最初は)。

水冷の冷却装置、グラフィックボード、大型空冷クーラーなどは特にケースを選びます。拡張性重視ならフルタワーのATX対応ケースを選びましょう。

あとは光るのが嫌な人はその辺もチェックしたほうが良いかもしれません。逆に光るのが好きな人は後から追加するのは大変なのでLED付きのファンや筐体に元々装飾してあるモデルを選ぶといいと思います。

フレームから作って光る装飾をする人も居ますが、一部の変態な人だけで一般的ではありません。

電源

故障の多いパーツで、値段はピンキリなので個人的にはコールド認定以上の電源を使用したほうが良いと思います。ただ実は80PLUS規格と電源の品質は同じというわけでは無いので難しいところではあります。

高効率電源=高品質電源ではありませんが、完全に比例しないというわけでもないので一つの目安です。

構成パーツの定格トータルの半分程度の電力をカバーできればOKです。パソコン全体のパッケージ(トータル)W数が300Wなら600Wでの電源ということです。

とりあえず基本最低限80PLUSマークがついたものをお勧めします。ランクはスタンダード→ブロンズ→シルバー→ゴールド→プラチナ→チタンの順番で高くなり、高いほど電源の変換効率が高くなります。

変換効率が高い=負荷による熱損失も少ない=発熱が抑えられる。という感じです。もちろんランクが高いと価格も高い傾向です。

構成分品で重要なのは熱体制の高いコンデンサ、あとはファンベアリング(ファンの軸受け)の静穏性・耐久性が高い製品ですね。安い電源は本当に壊れます。一回爆発音とともに使用できなくなりました。

使用時間、経過時間が長い中古電源や得体のしれないメーカーの電源は止めておきましょう。国内の正規通販である程度の電源を買えば問題は出にくいです。電子パーツなので運が悪いと壊れる時は壊れます。

ちなみに玄人にどの電源が良いかを聞くとSUPER FLOWERかSEASONIC(超花、紫蘇と言われたらそれです)を買えと言われます。簡単ですね。それが全てではありませんが。

昔は電源から直接配線が生えていたのですが、今はプラグイン電源が主流でおすすめで接続先が少なければすべての配線を使用せず、必要な線だけ配線すればいいのでケース内がすっきりします。

マザーボード

自作初心者にとって一番訳が分からないパーツかつ、機能すればどうでもいいと思われるパーツです。私もつい最近まで割とどうでもいいと思っていましたが、これぞメーカーの技術と拘りの結晶だと思います。

他のPCパーツが取り付いたり、接続するする土台となる部品ですが、将来的に何か拡張したい機能や、やりたいことが増えた場合にマザーボードが対応していないと部品を購入しても、部品が付かない、機能しないなどの影響が出る可能性があります。

例えばグラフィックボードのSLI接続をしたい場合は、ゲーミングマザーのミドル以上じゃないと出来なかったり、オーバークロックに興味が出てきてやろうと思ったら出来ないモデルだったりするわけです。

M.2SSDに関しても新しめのマザーボード以外は対応してなかったりしますし、最近だとOptane メモリーに対応しているか否かも関係してきます。

ほかにもファンコントロール機能、温度測定箇所、放熱性、熱耐性、マザーボード強度、WIFI対応、高速LAN対応などマザーボードによって支えられている機能はすごく多いのです。

BTOパソコンだとマザボを選べないことがほとんどですし、安いマザーボードでも十分な機能を有していますので特別なことがやりたい!というのがなければマザーボードはBTO販売店に丸投げしてしまうのもアリです。マザボに関してはちょっと簡単には書けませんでした。

メモリ

メモリのモジュールは大きく分けてデスクトップパソコン向けのDIMMとノートパソコンやモバイルパスコン向けのSO-DIMMの2種類があります。自作といえば大抵デスクトップ向けになるわけですからDIMMタイプを選択します。

現在でいえばDIMMの中でもチップ規格、モジュール規格、などがありそれによって動作周波数と転送速度が異なります。どうせなら転送速度が速いほうが良いと思うかもしれませんが、マザーボードによっては対応していない周波数帯があるので要注意です。

今から自作するのであればDDR4 SDRAM、PC4-17000 2133MHz以上のメモリが主流になるかと思います。詳しくはマザーボードの仕様を確認する必要がありますが、BTOパソコンの場合はこのあたりの選択も丸投げ出来ます。選ぶのは容量だけです。

メモリはPCの作業台に例えられます。いろんなものをおっぴろげる作業台です。広ければ色んなものを出しっぱなしに出来るのでキャパが広くなります。ブラウザでクロームを複数広げっぱなしにする人は8G以上必要かと思います。

よく8G以上必要無い的な意見を聞きますがWIN10でブラウザ複数開きっぱなし、動画見る、アドビソフト使う、オフィスソフト使う、マルチモニター、ゲームするとかに当てはまる人は16Gはあった方が良いかと思います。

2020年現在だと32GBが人権になりつつあり、時代の流れは速いですね。

CPU(プロセッサ)

パソコンの頭脳です。現在選択肢として2つのメーカーしかありません。インテル入ってるのインテル。もう一つはAMDです。

一言では書けない壮絶なバトルがこの2社にはあり、どちらに傾いたこともかけないので好きなの使用してください。~使うと情弱とか言われることがありますが、そういうことを言っている人ほど一つの情報に傾倒して周りが見えなくなります。

ゲーミングならIntel、クリエイティブならAMDなどという傾向もいつひっくり返ってもおかしくない状態で情報は生ものです。

好きなの使ってください。どちらを買っても間違いではありません2020年現在。

CPUファン・冷却ファン

CPUによっては純正のリテールクーラーというものが付いていますがインテルは最近クーラー無しです。要はクーラーは自分で用意してね?ということです。クーラー分値段が安くなっていれば言うことないんですが、価格は上がっています。

よってCPUを冷却するファンが必要です。付けないで起動するという選択肢はありません。比喩ではなく「秒で壊れます」(※正確に言えばシャットダウンしますが・・・)

選択肢は大きく分けて「空冷」と「水冷」ですが、水冷は「簡易水冷」と「本格水冷」に分かれます。ラジエターの設置場所や水路の取り回しなど面倒が多いですし水漏れもないとは言い切れないので最初は空冷クーラーを探しましょう。3000~4000円台でもそれなりに良いものが買えます。

ただしフル自作する場合はともかく、追加でCPUファンを交換する場合はマザーボードをケースから外してバックプレートを固定しなければならないタイプもあるので、リテールクーラーのようなピンで取り付けるタイプよりもかなり難易度が高い場合もあります。

サーマル(冷却)グリス

CPUファンを購入すれば付属品が付いてきますので1回の取り付けなら、あえて別のグリスを用意する必要はありません。放熱性まで求めるマニアな人は別で放熱性の良いグリスを購入する必要があります。

グラフィックボード

映像を出力するためのパーツです。NVIDIA(エヌビディア)かAMD RADEONの二択になりますが、コンシューマ向けではNVIDIAのGeforceシリーズが圧倒的な人気を誇ります。

インテルのCPUは映像を出力するGPUが搭載されていますので、高負荷なゲームや4画面マルチモニターなどをしない限り必須ではありません。ただしグラフィックボードの処理能力をエンコードやフォトショップなどのアドビ系ソフトに使える場合もありますので、あれば便利です。

※マルチモニターはマザーボード次第ですが3画面出力ならマザーの出力端子次第でグラボ不要です。

性能もピンからキリまであり、パソコン一台作れてしまうような高級品まであります。2018/11現在の最高級かつ最高性能を誇るコンシューマ向けのグラボはRTX2080tiです。

2020年~はRTX3090です。グラボは美味しいです(´~`)モグモグ

ストレージ

記憶するための倉庫です。データの保管庫。容量を決める必要があります。

HDDかSSDから選びますがOSの入るCドライブはSSD、更に言うなら今はM.2 SSDがおすすめです。ただしM.2は価格がそれなりにしますし、体感速度の限界を超えているので恩恵が少ない贅沢品とも言えあれておりますので、予算次第では普通の2.5インチのSSDで問題ないです。

HDDもだいぶ早くなってきましたが、ランダムアクセスの応答速度がSSDの方が断然早く、一度SSDの速さを味わうとHDDには戻れないとはよく言ったものです。

一方動画や写真などの大量データの保管にはOSのストレージとは別に容量当たりの単価が安いHDDを選択するのがセオリーです。これらの用途が無ければ500GB~1TBのSSD1枚の構成でもいいと思います。

一般的な使用条件で体感速度の「速さ」や「応答性」の良さは高価・高性能なCPUを使うよりも、OSやアプリが入っているストレージをSSDに交換するのが一番感じることができます。

ストレージ容量も時代とともに大容量化してくることは間違いなさそうです。2020年現在だとOSストレージに1TB以上のSSDの流れを感じます。

光学ドライブ

ブルーレイ、DVD、CDなどのディスクドライブです。使用頻度が低ければ後付けのドライブでもOKなので内蔵する必要性は低いです。あれば便利ですし、価格もそんなに高くないです。

ゲーミング系のケースに光学ドライブ設置スペース無いというのも内蔵型を設置する人が減った要因の一つであるような気もします。

ディスプレイ

一般的にパソコンというと(モニター)ディスプレイを指さす人が多いですが、映像を映すパーツです。こいつ単独では何もできません。

しかし無いとパソコンの役目を果たせません。パソコン=モニターなイメージが世間一般的に強いみたいで、モニターを別に用意するという感覚はメーカー製パソコンからBTOや自作に移行するにあたって忘れがちです。

最悪テレビでもモニター代わりになりますし、拘りが無ければ意外と安いものでも悪くないです。ポイントはグレア、ノングレア、視野角、マルチモニターで使用する場合はベゼル幅、ゲームで使用する場合は応答速度やリフレッシュレート、映画やクリエイティブメインならインチと画質という感じですかね。

ちなみにマルチモニターにする場合は21~24インチくらいがベストだと思います。大きすぎると視点や首の移動が大きくなり疲れます。

ケーブル類

主にモニターのケーブルです。マザーボードやグラフィックボードの出力端子とモニターの入力端子が一致しているか否か確かめる必要はあると思います。特にマザボ依存でマルチモニターする場合は出力端子が1種類ではありません。主な端子はDVI-SUB(古い)、DVI(ちょい古い)、HDMI、ディスプレイポート、の4種類です。さらに+USB-Cはメインになるのか・・・。

私のバラックPCから出力しているケーブルがいい例です。

USB機器は大抵購入した製品に付属しているもので事足りるかと思いますが、ストレージのSATAケーブルは別途用意する必要があるかと思います。

マウス

特に拘りが無ければ、BTOパソコンには無料な感じで付いてくる場合もあります。応答速度にこだわるなら有線、快適性なら無線のBluetoothマウス。トラックボールマウスに挑戦するのも良いかもしれません。

キーボード

有線、無線選べますが私はデスクを作業台として使用することがあるので断然無線です。あとはショートカットキーの登録できる数、キーピッチや配置など拘りがあればという感じです。ショップによっては付いてきます。

OS(オペレーティング・システム)

パソコン=windowsというイメージが一般的なようで、マックという名前を知っていてもそれがOSという意識は無くパソコンの名前だと思っている人の方が多いことに驚愕した今日この頃です。現在私のPCはwindows10というOSのおかげで動いています。

OSはパソコンを使うための機能です。ソフトを使用するためのソフト、アプリを使うためのアプリとも言えます。何気ない右クリックしたらメニューが出るとか操作一つ一つを作り上げています。OSはPC操作の土台となっているのです。

自作でもBTOでもOSを選ぶ必要がありますが、windows10homeかproを選ぶのが一般的です。マックじゃなければいけない人はMac。

特殊な事情が無ければPROが絶対必要というシーンも少ないと思います。私の場合なぜかサブ機がPRO、メイン機がHOMEです。

そのほかの機器

デスクトップPCには標準でWIFIやBluetooth機能が付いていないものが多いです。一部のパソコンはマザーボードの機能でカバーしているものもあります。

これらの機能を使用するためにはUSBの外部アダプターを接続する必要があります。USB機器をたくさん接続したい場合は2つ占有しますので、USBハブを購入しておくといいかもしれません。

まとめ割と長くなってしまいましたが、これでも省きすぎで心配です。詳細は各パーツ開設ページでご確認ください。それでは要点をまとめます。こんなパーツでパソコンは組み立てられます!

  1. パスコンケース
  2. 電源(BTOお任せ)
  3. マザーボード(BTOお任せ)
  4. CPU
  5. CPUファン・冷却装置(BTOお任せ)
  6. グラフィックボード(必須ではない※条件付き)
  7. ストレージ(1~複数)(SSDをお勧め)
  8. 光学ドライブ(必須ではない)
  9. ディスプレイ
  10. ケーブル類
  11. マウス
  12. キーボード
  13. OS
  14. WIFIやブルートゥースアダプタ

以上の部品があれば早々困らないはずです。

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